今日も1位の占いだけ信じて

141文字目からはこっち。

5ステップでファンレターを書く

 

先日、「舞台 三國無双 官渡の戦い」を観劇してきました。

笑いあり涙ありの漢たちの物語が、まるでゲームの世界からそのまま飛び出してきたような3時間でした。この感想はまたの機会に書くことにして、今回はファンレターに関するエントリです。

 

観劇後、推しの俳優さんがあまりにも素敵だったので久しぶりにファンレターを書くことに。歌手やアイドル、俳優さんなどあちこちの沼に片足を突っ込んでいるので、ときどきファンレターを書くことがあるのですが、久しぶりだったので深夜のマクドナルドで頭を抱えました。

そこで、備忘録を兼ねて私なりのファンレターの書き方やコツをまとめておこうと思います。

 

 

①感想は鮮度が命

「素敵」「最高」「尊い」そう思ったシーンや台詞はすぐに書き留める。どんなに良かったシーンもすぐに記録しないとディティールが曖昧になるので、出来る限り速くメモ帳やTwitterの下書きに「何が」「どう」良かったのかを書いて、推しの輝きを反芻します。推しを目にした後は語彙力がゼロになりますが、気にしません。「○○のシーンの手の動きがヤバい」「『△△』って台詞のところが最高」くらい書ければ上出来。

 

②いきなり便箋に向かわない

思い返せば思い返すほど推しの良さはどんどん溢れてきます。止まりません。なので、いきなり便箋に書こうとするとまとまりません。まずはルーズリーフやwordで書きたいことを箇条書きにしてから、大まかに組み立てていきます。今回は急に書こうと思ったので手元に紙が無く、マックの紙ナプキンに書きました。意外と書けるものです。

この辺りで少し心が落ち着いてくるので、推しの尊さを表すのにふさわしい言葉を一生懸命選びます。全体の構成は、書き出しの挨拶→作品の簡潔な感想→推しの素敵だったところ→締めの挨拶とすることが多いです。

 

③便箋と封筒を準備する

レターセットは前もって買っておくと書きたいときにすぐ書けます。今回はどうしてもすぐに書きたくて、急いで買いにいきました。本当はもっとよく選んで切手にもこだわりたかった…。

推しの担当カラーに合わせたもの、好きなモチーフが入っているもの、季節のデザイン…相手のことを考えて選ぶと楽しいです。悩みすぎて、自分がもらって嬉しいかどうかを基準に決めることも。どうやら推しに覚えてもらうために毎回同じ封筒と便箋で出すという人もいるようです。それも面白い。

 

④想いを綴る

いざ、下書きと便箋を行ったり来たりしながら、想いの丈をできるだけそのままに、わずかな語彙力を総動員して、気持ち悪くならないように綴ります。

決まりやマニュアルはありませんが、好きな相手に届けるものなので最低限のマナーとして、読みやすい様に暗色のペンで、丁寧な字で書くようにしています。

手紙は書き出しで悩むことが多いと聞きますが、きちんと挨拶ができていればそれでいいのではないでしょうか。ライトなファンレターのときは「お元気ですか?」で始めますし、観劇後なら「○月○日の『公演名』の感想をお伝えしたく、お手紙を書きました。」とかがナチュラルかと。”なぜ”ファンレターを書こうと思ったのかを伝えるとしっくりくる。

作品全体への感想から始めて一通りの細かな推しへの想いを綴っていくと、気持ちがヒートアップしてポエミーになっていくので、慎重に締めに向かいます。私は本書きを始めるとペンが暴走するタイプなので、一生懸命下書きをしても仕上がりは1.5倍くらいのボリュームになります。どうやったら上手くポエムゾーンを切り抜けられるのか

「次の公演を楽しみにしています」「お体に気を付けて頑張ってください」のようなフレーズで締めて、2枚程度に納めます。あまり長くなっても読みにくいかなと。

 

⑤想いは熱いうちに

書き終えたら誤字脱字が無いよう何度か読み返し、決意が鈍らないうちに封筒に入れて糊付けをします。これが一番大事。時間の経過と共によく分からなくなって、「この言い回しで合ってるかな…」「こんなこと書いていいのかな…」「ファンレターなんて書いたって…」とだんだん不安が込み上げてくるタイプなので、チェックし次第すぐに投函の準備をします。

直接渡すことができる場合は名前を、事務所宛てに送るときや、劇場などのプレゼントボックスに入れるときには住所と氏名を書くようにしています。素性の分からない手紙は嫌かな、という勝手な想像からですが。

 

「感動した」「好き」「また見に行きたい」そういう気持ちが少しでも伝わったらいいな、それが何らかの形で推しの今後の仕事に繋がったらいいな、という気持ちで私はファンレターを書いています。推しが尊いと感じたら、ペンをとってみるのも良いかもしれません。