今日も1位の占いだけ信じて

141文字目からはこっち。

10kg痩せてもドラマは訪れない

今週のお題「2018年上半期」という文字を見て、ぼんやりと好きなことにお金と時間を費やして、お酒を飲んでいたらあっという間に2018上半期が終わってしまったことを改めて実感した。どんどん人生が加速している気がする。

さて、この半年で唯一得られたものと言えば10kg軽い身体である。

もともと標準体重ジャストではあったが、のほほんと生きていたら3年前に買ったスーツが入らなくなってしまったのが事の発端。

「これはまずい…!」

とりあえずTwitterでダイエット情報を読み漁り、書店でダイエット本を片っ端から捲った。

動いて痩せるのがやはり一番良さそうなのは分かったが、日常の運動量がほぼゼロで急に運動を始めるのは難しい。となると摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにするのが一番の近道らしい。

ということで、朝食はヨーグルト(とできれば果物)、昼食は好きなものを、夕食はご飯を食べずに野菜を中心に、お菓子とお酒は出来るだけ取らない食生活を始めた。何事も張り切ると長続きしない性格なので、レコーディングやらアプリを使った管理やら一切せず、計測はアナログ体重計と目視のみとした。「出来るだけ」という言葉を大切に、つらいことがあった日はお酒を飲み、旅行に行けばサービスエリアごとにソフトクリームを食べ、スタバの新作も堂々と飲んだ。

約1か月で2kgほど体重が減り、自信が湧いて来たところで軽い筋トレも導入した。

基本は腹筋、スクワット、足パカ。それにTwitterYouTubeで見たエクササイズを色々と試した。これも食生活と同じく、毎日決まったメニューを決まった回数こなそうとすると続かないので、出来るときに・やりたいことを・出来る回数だけ。

3月。体重はさらに3kgほど減り、だいぶ心が軽くなってきたところに停滞期がやってきた。

すかさず「停滞期 理由」「停滞期 対処法」でググる。真偽のほどは分からないが、一説によると軽くなった体重に身体が慣れるための期間であるという解釈があるらしい。なるほど。新しい私にアップデート中なわけだ。しかし、モチベーションが下がるのは困る。と思っていたところに、推しの俳優が主演を務める舞台のお知らせが流れてきた。

これしかない。

迷わずチケットを取り、参戦服を買いに行った。もう少し痩せたらすんなり着られるサイズで、公演日に着ていきたいとっておきの一着を選んだ。チケットを発券し、推しの写真を待ち受けにする。これが抜群の効果を果たし、4月末日の公演日までにさらに2kgの減量に成功。参戦服に軽やかに袖を通すことができた。

そこから2か月、気付けば年始めから10kgも身体が軽くなった。パツパツだったスーツはゆるゆるになってしまい、スカートが腰でくるくる回るようになってしまった。クローゼットの隅に追いやられていたブラウスはスタメンに復帰し、ジーンズはほとんど買い替えになった。

2018年上半期は圧倒的な自信と、好きな服をすんなりと着られる体型を手に入れた半年だった。下半期を振り返るエントリが「絶賛10kg増量サービス中」にならないといいなぁ。